ツボ・経穴

「話のツボ」というと、会話や講和、講義の内容の中での重要部分を指します。
「身体上のツボ」も私たちの身体の重要な部分ということになるでしょう。

高浜で整骨院いわゆるツボとは、「経穴」といい、東洋医学で言う「気・血」の流れるルートである「経絡」上に存在する体表のあるところを指し、「反応点」として身体の異常を知らせる場所でもあり、「治療点」として病状を改善する場所でもあります。

ツボ「経穴」は左右対称にあるツボも合わせて全身に1000近くあるとも言われています。
「気・血」の循るルート「経絡」には正経12脈、奇経8脈があり、「気」が内臓諸器官と体表を隈なくめぐっており、その経絡上にあるツボが「経穴」、経絡の流注上にはないが特定の病状に効果を発するツボなどを「奇穴(経外奇穴)」といいます。

また正経12脈とは①手太陰肺経②手陽明大腸経③足陽明胃経④足太陰脾経⑤手少陰心経⑥手太陽小腸経⑦足太陽膀胱経⑧足少陰腎経⑨手厥陰心包経⑩手少陽三焦経⑪足少陽胆経⑫足厥陰肝経という、経脈の走行する部位(手足・陰陽)と臓器を関連付けたものをいいます。
奇経とは特定の経穴、経絡をバイパスのようにつなぐルートといえるでしょうか。

あたかも日本中に張り巡らされた鉄道網と各駅、そこを走る各駅停車の列車、急行や特急列車、新幹線網…。気血と経絡・経穴の関係はそんな風にも見えるでしょうか?。

病気になるとある部位に気血のうっ滞や過不足が起こり、痛み、発熱、機能不全などの症状が現れます。すると関連する経絡に沿って、ある部位(経穴)に反応が出たりします。

我々鍼灸師はこれらの経絡、経穴をあなたの病状に合わせて見つけ出し、ツボを選択し、組み合わせて治療に用いるのです。

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